科学好き者の日々

WindowsVistaになって、いままで慣れ親しんだ環境を捨てなければならないという一種の暴力に見舞われています。

視覚障害者が使っているソフトでまず読み上げの「スクリーンリーダ」ですが、いままで「XPリーダー」を使っていた人はXPリーダーがVista対応しないので、変更する必要があります。PCTALKERかフォーカストークなのですが、違うソフトなので、読み方も読む内容も違います。当然操作も違います。

ブラウザーはIBMホームページリーダも対応しないようなので、インターネットエクスプローラかネットリーダーです。インターネットエクスプローラでキーボード操作がうまくできないのは、サイトの問題かブラウザーの問題か、いずれにしろIBMホームページリーダのようには行きません。

メールはMMメール２がVista対応になっているので、使えますがバージョンアップ料がかかります。

オフィスはどうしましょうね。２００７は２００３とメニューが全く変わってしまいました。クラシックメニューなどはありませんしね。これは覚えるしかないのですが、泣きたくなりますね。

ハードはどうでしょう。Windows98までしかデバイスドライバーがサポートされない点字プリンターのために、いまだにWindows98のパソコンを残さざるを得ない例があります。

視覚障害者用ではないですが、「らくらくマウス」「できマウス。」はWindows標準のドライバーで動いているようですので、問題はなさそうです。

Vista自身の設定もコントロールパネルの中身が変わってしまいました。スクリーンセーバーを止めたいのですが、従来「画面」にあったのが「個人設定」の中にあるなど探すのに一苦労です。

改良のためのバージョンアップでしょうが、互換性を残してもらいたいものですね。
IT弱者にすべての皺寄せがきているように思われます。