日本天文学会創立百周年を記念の講演会が有楽町の朝日ホールであり、聴講しました。
「天文愛好家と天文研究者の100 年」 山岡 均 (天体発見賞選考委員会委員長、九州大学)
超新星や新星の発見は日本が圧倒的に多いのだそうです。太平洋が東にあるという地理的な優位性もあるとのことです。いったい発見者はどのくらいお金と時間を使っているのでしょうね。質問をし損ないました。
「z項から100 年-「すばる」望遠鏡の時代に-」 小平桂一 (総合研究大学院大学 学長)
z項という言葉を初めて聞きました。地球の自転の振れを測るのに、世界中で日本の測定だけ合わず、担当していた木村栄がz項という緯度経度に依らない項を導入することにより日本の測定はもとより世界中の測定がより精度アップしたとのことです。地球が剛体ではないために、z項が必要だったということのようです。
「宇宙空間からの天文学の発展」 井上 一 (宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部長)
日本の初めての人工衛星「おおすみ」から「かぐや」「はやぶさ」までの流れと人工衛星によるX線や電波天文学の現状が講演されました。最近「かぐや」の観測結果の発表がないのは残念だという質問がありました。
「宇宙論の現状と展望」 佐藤勝彦 (東京大学大学院 教授)
インフレーション理論で難しい話です。10-36秒ごとに大きさが倍になるというとても実感のできない話ですね。「光の速度を超えるものはないと思っていますが、インフレーションではできるのですか?」という質問がありました。ごもっともと思いますが「空間が広がるのは光の速度の制限はない」との回答だったとおもいます。そうなのか!!
すごいかたがたのお話で有意義な時間でした。
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