エクセルのオートフィルターを使うときの注意がいくつかあります。
1.範囲指定
オートフィルターをかけるとき、空の行があると、その前までがオートフィルターのかかる範囲となり、その下の行のデータは抽出されません。
見やすいように?、データの区切りとして空の行を作っている場合は要注意です。
この場合は、予め範囲指定をしてから、オートフィルターをかけます。
Ctrl+Homeで1行1列にアクティブセルを持っていき、Shift+Ctrl+右矢印とShift+Ctrl+下矢印でシートのデータのある部分全体を範囲指定するか、Shift+Ctrl+Endで最終データまで範囲指定します。
その後Alt データ フィルター オートフィルターとすれば、データのない部分も含めてフィルタリングされます。
2.抽出データの件数や平均を知る。
抽出されたデータの件数や抽出されたデータの平均値などを知りたい場合があります。
その場合、タイトル行の上にsubtotal関数で表示します。
具体的には、現在の1行目はタイトル行ですので、1行挿入してタイトル行の上の例えばB1に=subtotal(3,B3:B1000)という関数を設定します。引数の3はCOUNTAと同じ文字と数字と数式を数えます、範囲は適当にデータの最後行以上を指定します。
これで抽出を行うとB1のセルにその列の件数が表示されます。
引数は、1はAVERAGE、2はCOUNT、3はCOUNTA、4はMAX、5はMIN、9はSUMなどの関数と同じ動作をします。
3.抽出データを別シートにコピーする。
抽出されたシートを別のシートあるいはブック(ファイル)にコピーしたい場合があります。
抽出がされた状態で、Ctrl+Aを押して全選択し、Ctrl+Cでコピーします。貼り付けたいシートを開いてCtrl+Vで貼り付けます。
この方法ですと、貼り付けられたシートの元々のセル幅のままになってしまいます。
コピー元のセル幅に合わせるには、形式を選択して貼り付け から セル幅を選んで一度貼り付けます。
再度コピー元のシートに戻って、Ctrl+Cでコピーして、Ctrl+Vで貼り付けます。
4.オートフィルターがかかっているかの確認
オートフィルタは各列でかけられます。これはANDの抽出ですので、便利なのですが、ときに他の列でフィルタリングされていてそのことが判らないと結果がいやに少ないなどの間違いがでます。
フィルタリングされている列は、ドロップダウンリスト表示される▼マークが青く表示され、フィルタリングされていないと黒で表示されます。これが認識できないと確認がむつかしいので、おおもとのファイルにはオートフィルターをかけたままとせず、面倒なようでが、そのつどフィルターをかけることをお勧めしています。
2.のSUBTOTAL関数で件数をチェックして、全件が表示されているかどうか(抽出がかかっているか)を調べることもできます。
上手い方法ご存知の方、お知恵を頂きたくお願いします。
エクセル 抽出(オートフィルター) その2
2007-05-07 17:24:30 (17 years ago)
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