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科学好き者の日々::アメンボモデルの撥水材料

アメンボモデルの撥水材料

「千葉市科学館の開館直前研修 その3」で水に浮く忍者の不思議「アメンボ・モデル」のワークショップの練習をしました。

撥水性のある軽いものは水の表面張力で沈まないということなのですが、用意したモールに塗布する撥水性の材料は、ローソク、防水スプレー、サラダ油で、使いやすいサラダ油を使ってみたのですが、見事失敗でした。

うまく浮いてくれません。サラダ油は水をそれほどはじかないようです。

他の簡単に入手できる撥水剤を探すと車の窓に塗るウィンドウ撥水コーティング剤があります。フッ素系とシリコン系があるようです。
ただ、毒性があるようで、子どもたちに直接触らせるわけにはいきません。

また、フッ素樹脂のテープ(4フッ化エチレン 商品名ニトフロン)は安全でいいのですが、モールを完全にシールできず、水が入ってしまいます。水に触れるとモールはすぐに水を吸って重くなってしまい、沈んでしまいます。

ということで、最も安全確実なのは、ローソクを融かしたバットを用意して、そこにモールで作ったアメンボの足の部分を浸す(ディップする)ことのようです。
ただ、ローソクの融点は50~60℃だそうで、温度調節できる加熱器が必要です。また、うっかりこぼしてやけどをさせない注意も必要です。写真は実験用のニクロム線コンロと350ccのお茶の缶を加工したものですが、本番はこれじゃ駄目だね。
IHヒータと卵焼き用フライパンでどうかな?

ローソク加熱.jpg

水にモールが触れると、毛細管現象で水を吸い上げてしまうので、水に接触する水平部分と立ち上がる部分の半分ほどディップするのがノウハウのようです。

足.jpg

また、材料も水を吸うモールではなく、水を吸わないもののほうが良いようにも思われます。

ラッピング用のカラーリボンが100円ショップにありました。250本で105円です。これにニトフロンテープを足先に巻いてみると、ちゃんと浮きます。

ニトフロン.jpg  ニトフロン足.jpg

ところが、このリボンだとニトフロンテープなしでも、うまく作ると(4本の脚の高さを同一平面にすることと、水平面に面積を大きくとること)浮かびます。軽いのと、ポリエチレンで多少の撥水性があるためでしょうね。ポリエチレンの接触角は100度程度あるそうなので、納得です。
ニトフロンテープを巻いたほうが成功率は高そうです。ただニトフロンテープは高価です。(10mで3000円)
また、モールは一度水に濡れてしまうと、浮かせることは乾燥させるまでほぼ不可能ですが、このリボンは吸水性がないので、沈んでも水を拭ってやればまた浮かせることができます。

こんな方法ではどうかなぁ。。。。。。




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