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科学好き者の日々::じっかい(十階)

じっかい(十階)

ボランティアの朝のミーティングで「じゅっかい(十階)では。。。。」と言ったとき、「じっかいが正しいのだよ」と仰った方がいらっしゃいました。

ええっ!!俺の人生は「じゅっかい」だったよ。。。。。

小学校の国語では「じっかい」と教えているのだそうです。

がーん!!

「十把」は「じっぱ」
時間を表す「十分」も「じっぷん」
「十手」は「じって」
「十戒」は「じっかい」
なのだそうです。

文化庁の「国語に関する世論調査」で、「十匹」の発音について、「じっぴき」23.3%、「じゅっぴき」75.1%だそうです。

インターネットの「みんなで解決 Q&A」に以下の記事がありました。
引用はじめ
「十」は歴史的仮名遣いで「ジフ」と書きます。このように「フ」で終わる他の漢字を見ればわかります。たとえば「執(シフ)」は、「執着」では「シュウ」、「執行部」では「シッ」であって「シュッ」ではありません。「合(ガフ))」は、「合意」では「ゴウ」、「合併」では「ガッ」です。ですから、「十」も「十分」では「ジップン」とならなければなりません。

漢字というのはもともと古代中国語です。そして日本語と違って英語のように子音で終わる発音がたくさんありました。今の漢字の二音目が「フ(-p)、ツ、チ(-t)、ク、キ(-k)」で終わるものです。日本語で子音で終わる音は難しいですから、「print」を「purintoプリント」とするように、母音を挿入しました。たとえば「学」は「gak」といった発音だったのでしょう。それを「gakuガク」にしました。学問は「gakmon」でしょうが、日本語として発音が難しいので、母音を挿入して「gakumon」学問にしました。しかし学校は「gakkou」とそのまま発音できますので、母音を挿入せず、ガッコウと読んだというわけです。「十分」も「zippun」ですから「ジップン」になるわけです。

しかし、このpの音は日本語の変化のなかで大きく変わりました。zip→zipu→zifu→ziuとなって今の「ジュウ」になりました。また「立(リフ →リツ)」「執(シフ→リツ)」のように「フ」が「ツ」に変えられるものも出てきました。そこで古い語形を残したものと変化した音での発音が両立するようになったのです。「十分」も「ジュウブン」と「ジップン」二つの形があります。さらにこれが混ざって「ジュップン」という言い方が現れたわけです。この発音がかなり定着したようですが、まだ正式に正しいと認められるには至っていません。将来はこの漢字だけ例外で認められるかもしれませんね。
引用終わり

「みなさん正しい知識をありがとうございます。
でも、残りの人生、あと数十年、私は「じゅっかい」を貫き通す覚悟です。」と書かれた人もいます。全く同感です。

ついでに「女王」は「じょうおう」でなく「じょおう」だそうです。

日本語は奥深いですね。


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