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科学好き者の日々::プランクの定数を求める

プランクの定数を求める

量子力学でよく出てくるプランクの定数を求める実験をしました。

振動数νの光はhνのエネルギーをもった粒としてふるまうそうで、hがプランクの定数です。どのくらいのエネルギーかというとeV(eは電子の電荷、Vは加える電圧)のエネルギーとなります。

3色のフルカラーLEDを使って、点灯し始める電圧と発光色の波長から求めるものです。

電池2本を直列にして、可変抵抗器で分圧して0~3Vの電圧をLEDに加えます。
点灯し始める電圧をテスターで読み取ります。

以下のような結果になりました。
赤 1.44V
緑 1.95V
青 2.34V
実際の波長を分光器などで測ればいいのですが、簡易的にLEDについてきたデータシートで代用します。
ピーク波長で
赤 0.635μm 振動数は4.7×1014
緑 0.525μm 振動数は5.7×1014
青 0.47μm 振動数は6.4×1014

電子の電荷eは1.6×10-19クーロンです。

これから
h=eV/ν=1.6×10-19×1.44/4.7×1014=4.9×10-34(赤のとき)
h=eV/ν=1.6×10-19×1.95/5.7×1014=5.5×10-34(緑のとき)
h=eV/ν=1.6×10-19×2.34/6.4×1014=5.9×10-34(青のとき)

本当の値は6.6×10-34でちょっと小さめの値に出ています。

波長の分布はずいぶんと裾をひいています。光り始めは少ないエネルギーで光るはずで波長もピーク波長ではなくデータシートの最長波長をとるべきなのでしょうか?

最長波長で
赤 0.67μm 振動数は4.5×1014
緑 0.575μm 振動数は5.2×1014
青 0.52μm 振動数は5.8×1014

これから
h=eV/ν=1.6×10-19×1.44/4.5×1014=5.1×10-34(赤のとき)
h=eV/ν=1.6×10-19×1.95/5.2×1014=6.0×10-34(緑のとき)
h=eV/ν=1.6×10-19×2.34/5.8×1014=6.5×10-34(青のとき)

となり、やや近い値になりました。
しかし、これでいいのかなぁ?特に赤が小さいようです。
最新のLEDではなく、20年位前のLEDでは発光効率が悪く手持ちの赤を調べてみると1.77Vでした。これを上に当てはめると6.3×10-34になります。

不確定要因が多くてどれが真値か判りません。とりあえずは6×10-34前後がでれば良しとするのかなぁ。。。。。




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