最近は工作をするときに両面接着テープを使います。
千葉市科学館のワークショップでも接着は両面テープです。予め張っておいて、子供たちに剥離紙を剥がしてもらうことが多いようです。
ボランティアのお一人が嘆いておられました。
「こんなに簡単に接着できてしまっては、工夫する心が育たない！！」
昔（やだねぇ）は糊やご飯粒ですぐには固まらないので、何かを重しにして押さえたり、輪ゴムで固定したりしました。
「竹ひごなども売ってなんかいなかったよ、自分でつくったものでしたよ」
ごもっともです。俺も竹ひごは作りませんでしたが、竹を切って紙鉄砲や竹とんぼ位は作りました。
技術の進歩と共に便利なものが出てきて、なんの作業も楽になり、基本技術の工夫の余地が少なくなってきましたかねぇ。
その代わりに一段高い場所での工夫ができたらいいのでしょうね。
便利すぎて、工夫の余地がないことで技術の衰退を招く。
科学技術の現場ではそんなことはないと思えるのですが、子供たちにも工夫の大切さを知ってもらえるといいですね。